アーティスト/映画監督。愛、ジェンダー、個人史と社会を主なテーマに、フィクションとドキュメンタリーを交差しながら映像を主なメディアとして制作している。長編映画「重力の光:祈りの記録篇」が第14回恵比寿映像祭でプレミア上映、その後シアター・イメージフォーラム他全国劇場公開。(2022)初長編映画『ガーデンアパート』東京藝大の卒業制作『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に二作同時選出(2019)また、英BBC/BFIテレビ助成作品『狂気の管理人』(2019)を監督。第15回 資生堂アートエッグ入選(2021) 英国の現代美術賞Bloomberg Contemporary入選(2019)など。
Umi Ishihara is an artist and Film Director. The major themes of her work centre around love, personal memories and society. Her work adopts a mix of documentary and fiction, muddying the waters of believability. Feature film ‘Gravity and Radiance: The full testament’ premiered at Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions and the theater released including Image Forum. (2022) First feature film ‘The Garden Apartment’ and short film ‘The Pioneer’ premiered at International Film Festival Rotterdam 2019 and across seas. The Short film ‘Janitor of Lunacy’ was commissioned by the BFI/BBC(2019). Selected for the 15th shiseido art egg (2021) and Bloomberg New Contemporaries (2019)
美術史を参照すると、美術というものが権威主義と密接に関わりあって形成されてきたメディアであり、デュシャン以降の現代美術と呼ばれるものですら、やはり権威や資本主義とは切っても切り離せないものであるという現実がある。それに対して、クラブの歴史はかなり短く100年も経っていない。マジョリティや権威へのカウンターとして、階級、人種差別社会のシェルターとして、LGBTQコミュニティから生まれたダンスミュージックを扱うクラブカルチャーと、権威主義的な歴史を持つ美術の越境は可能なのだろうか?東京藝術大学に在籍中 / 在籍していた美術教育の背景を持ちながら、クラブカルチャーと密接に制作を続けてきた3人のアーティストが越境の参照点となる作家を紹介しながら、自身の作品について語る。
パーソナルな経験の場所としてのクラブ